2016年6月28日火曜日

真夏の果実

「砂に書いた名前消して波はどこへ帰るのか」
この歌詞最高です。文学のような綺麗な文です。この一文で瞬時に景色が感じられます。情景の描写が上手すぎます。砂浜に書いた愛しい人の名前を波が消し去るだけでなく、愛しい人そのものもどこか遠くへ行ってしまったことを感じることができますね。桑田さんが色んな楽曲で使う(She's gone)状態ですね。恋が終わったんですね。


「涙があふれる悲しい季節は誰かに抱かれた夢を見る」
このはじまりの一文だけで魅了されました。しかも桑田さん独特のしゃがれ声がより一層この曲を引き立てます。誰かってのがまた良いですね。特定されてない。余白がある感じ?なんか良いです。うまく言語化できないけど。良いとしか言いようがない。
昔ヤマトナデシコというドラマでドカンかなんかの中にいる幼少期の松嶋菜々子を堤真一っぽいけど顔がぼやかされている人が助けようとしている場面をなぜか思い出しました。お父さんだったかな?うろ覚えです。曲とは一切関係ないけど笑
夢の中で抱いた相手の顔がボヤけてると!

「泣きたい気持ちは言葉にできない」
具体的にどこがどういう風に哀しくてこういう泣きたい気持ちになるのかを字面では説明できないと!なんか哀しくてなんか泣きたい気持ちだと!そういう時って!言葉にできないと!素敵な歌詞ですね、

「今夜も冷たい雨が降る」
悲しみの雨ですね。天気も心もどんよりとしてます。泣きたい気持ちだったんですね。今夜もってことは1日だけではなく何日も前からどんよりとしてたんですね。言葉にできないくらいの泣きたい気持ちが何日も続くってキツイですね!切ないッスネ、、、 爆

「夢の中へ連れて行って」
夢の世界だけは現実と違って今でも愛しい人と「四六時中」、愛し合えると!夢の中だけは「愛をそのままに」できると!




「マイナス100℃の太陽みたいに身体を湿らす恋をして」
熱いのか寒いのかわからないと!
灼熱の太陽なのに氷点下!!というように相反するモノも共存するのが恋愛だと!二元論で語れない不思議な感覚だと!二元論の意味はよくわからないが。

「黄昏時は熱い面影が胸に迫る」
ふとした時にフラッシュバックすると!その度に泣きたい気持ちになると!
「夜が待てない」ほど夢の中へ連れて行ってほしいと!なるほどね〜!!

「こんな夜は涙見せずにまた会えると言ってほしい」

素敵でした。ただただ! 天才⁉︎桑田佳祐